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2、3日前から、本来の12月らしい寒さが感じられるようになってきましたね。本格的な冬到来ということでしょうか。

時節柄、甘くて美味しい”柿”が好きな方も多いことでしょう。本日は、さすが柿右衛門と云われる【柿の香合】をご紹介します。

【柿 香合】12代・酒井田柿右衛門 高さ4㎝ 径6㎝

《柿右衛門》酒井田柿右衛門は、わが国の”色絵磁器の元祖”として、非常に高く評価されています。
つまり、日本の白磁に初めて中国風の上絵付の法を完成した名工です。
酒井田家は代々続き、現在も健在です。

この作品『柿 香合』は、柿の型物香合で、柿をもぎ取ったその風情を香合にした~誠に可愛い香合です。

柿をもぎ取り、一枚の葉を残した形を少し横長にしています。柿の実の”朱色”が柿右衛門では、秘伝中の秘伝とか・・いろいろ言われていますが、確かなことはわかりません。 柿の実は”赤”、へたは”薄墨色”、虫食いの一葉は”染付”、枝は”鉄砂呉須”、というように出来ていて、大変に気の利いたお道具ではないでしょうか。

人間国宝(重重要無形文化財)の指定も受けられていたと思います。

古来より「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われるほど栄養価が高く美味しい”柿”、今まさにお時候ではないでしょうか。