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まだまだ日中は暑いのですが、朝晩少しづつ、”涼しさ”を感じ、秋の気配を感じているのは私だけでしょうか。

本日は、ご当地・広島のめずらしい、素敵な”高盛絵”の作品をご紹介します。

【高盛蒔絵香合】    金城一国斉《自勝》作   径7.3cm、高さ2.5cm

 初代は、伊勢国の松阪白粉町の出身で、江戸後期・安永6年~嘉永4年まで、号は「無隻(むそう)」と言いました。
大阪で”漆”を修行し、蒔絵や鞘塗(さやぬり)などを業としました。
文化8年、名古屋に移り、尾張徳川藩、小納戸御用塗師となり、「金城一国斉」を名乗ったと云います。

この作品【高盛蒔絵香合】は、初代より四代も時代は下り、五代・金城一国斉(池田勝人)が、八十歳の時に作られた作品です。
明治39年から平成3年、四代・亀吉の三男に生まれ、号を《自勝》と云います。
「赤塚自得」の門に入り、昭和5年に広島に帰り、父亀吉から”高盛絵”を伝授され、父と共に~広島県無形文化財「一国斉高盛絵・金蒔絵」技術保持者~として認定されました。

父亀吉から伝授された”高盛絵”を駆使した、たいへん可愛らしい作品に仕上がっています。