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径13㎝、高さ7.7cm

明治33年(1900年)9代、高麗左衛門道輔の次男として、萩市松本に生まれました。名を「秀輔」と云い、号を「韓峯」と云いました。

大正3年(1914年)東京博覧会に『ガマ仙人置物』を出品し、翌4年には、大典記念京都博覧会に『菓子鉢』を出品して、好評を博しました。

同14年の萬国装飾美術工芸巴里博覧会においては、銀牌(ぎんぱい)を受賞しました。
昭和18年(1943年)には、《技術保存資格者》となり、同33年、62歳にて没しました。

この作品【萩焼 三処割高台 茶碗】は、全体に”枇杷上がり”になっています。腰部より口部に至り”ロクロ目”がたち、口部の内外に”白釉”が掛けられています。

胎土には”小石”が混入されていて、たいへん良く焼き締まり、きれいな”貫入(=ひび)”が全体に柔らかく感じられ、まこと茶うつりの良い作品になっています。

また、高台が、”三か所”切られていて、萩焼の典型的な茶碗の様相を呈しています。この焼き上がりをあえて言葉で云うなら、”カリッ”としたという言葉がまさにぴったりではないでしょうか。

毎日、身近で使い、変化を楽しむ茶碗として、これほど適当な茶碗はないと思います。本当に見れば見るほど~
良い茶碗だと思うのは、私だけでしょうか。

価格:100,000円(税込)